ヴォーカリストがフィリピン出身のアーネル・ピネダに代わった新生ジャーニーの新譜、日本盤がようやく出ました。輸入盤は6月に出ていたので、60年代の日本と海外の時差を思わせるタイムラグは、まったく腹立たしい限りです。
(そうは言っても、出ただけでも感謝しなければ・・とは思いますが・・)
先代ヴォーカリストのスティーヴ・オウジェリーは大好きでした。スティーヴ・ペリーと遜色のないあまりもの激似ぶりに感心することしきりでしたが、アーネル・ピネダも同様、スティーヴ・ペリー時代を知ってる人の期待を裏切らない同タイプのヴォーカリストです。長いロックの歴史で、3人続けて似た声質の人物がリード・ヴォーカルに収まるのは初めてではないでしょうか?(厳密に言うと間にもう1人いたんですが、スタジオ録音を残せませんでしたしね・・)
肝心の内容ですが、ここしばらくAOR路線か、新機軸とか言って印象に残らないアルバムが続いていたので、ロック色の強いジャーニーらしいアルバムという意味では、それこそ「フロンティアーズ」以来では?
1曲目の「新たなる旅路(Never Walk Away)」は、見事の一言に尽きます。全盛時の名曲と並べても全く問題がない素晴らしい曲です。これ1曲だけでも買う価値はありますよ。メロディアスハードのお手本みたいな曲ですな。
残念ながら、この曲と同レベルで良い曲は無いですが、他の曲も全般的に十分合格点をあげて良いでしょう。キーボードのイントロが印象的な「失われた愛の導(Where Did I Lose Your Love)」や、ジョナサン・ケインらしいバラード「アフター・オール・ディーズ・イヤーズ」などは、やはりいいです。それとニール・ショーンのギターの感じが、ちょっと変わったような・・いい意味で荒々しく聞こえます。
2枚組仕様のこの作品、もう1枚はアーネルが歌った過去の名曲のリメイクベスト。アレンジに大きな違いはなく、安心して聞けますが、どうせならアレンジ変えて欲しかった・・。あまり意味の感じない作品ですね。初めてジャーニーを聞く人にはいいですけど・・
ところで、ビルボード・チャート最高5位になったって聞いたけど本当?ロックチャートとかそういう限定されたチャートではなくて?
(★★★★☆)


